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加筆修正11/02/27 再アップ
Agent-PHILOG

■デッキテープはヤスリでないと駄目なのか
スケートボードが好きで沢山滑っていると、親指の指紋は無くなり、靴に穴があいたり、車で移動中にふとした拍子で車内や車載物などを傷つけてしまう事はよくある事。
それはデッキテープが強力な紙ヤスリ(鑢)で出来ているからです。
スケートでオーリーした時に靴に食いついてコントロールできる代わりに、デッキテープは他の物にも平等に食いつきます。
代用できるものは無いのか?もっと便利にならないものか?違う物を使ってもいいのではないか?と探求したのがこの企画です。
スケートをするのに通常のデッキテープが優れているのは言うまでもありませんが、色々勘ぐってハードコアな偏りを模索してみましょう。
今回は私が最近試している凹凸のあるコーデュロイ生地を使ったデッキテープです。
いきなりライブマグの記事にしようと思いついたので、すでに粘着シートを貼り始めています。
1.材料はデッキテープの本体となるコーデュロイ地の布。
布はユザワヤなどの生地屋で購入できます。今回は海外渡航先で仕入れた布も使って2色にチャレンジします。
2.厚めの両面粘着テープ。大事なのは厚みがあるテープを使用すること。薄いものだとすぐ布が剥がれてしまいます。トステムやジョイフル本田などのホームセンターの両面テープのコーナーで手に入るでしょう。
作業開始です!


左:両面テープを板のアウトラインに沿わせてカットしながら貼っていきます。
右:隙間無く少しずつ貼るのがキレイに仕上げるコツです。


左:板の輪郭を接着する為に指でなぞります。通常のデッキテープではドライバーなどで輪郭を擦る作業の所です。まだテープのフィルムを剥がしてはいけません。
右:テープをめくりながら丁度いい所でカットしていきます。多少粘つくので裁ちバサミより普通のハサミで十分です。切れ味が悪くなったらパーツクリーナーなどで拭けば粘着性とうまく戦えますが、クリーナーは無くても全然大丈夫です。


左:このくらい切ってみました。キレイに仕上げるにはテープの切り方で大きく左右されそうです。キレイでなくても構わない時は、気にせず進めます。
右:布を上に置いてみて幅や長さをチェックする。
注意!コーデュロイの凹凸線の方向は、写真のように板を縦にして置いたときに凹凸線が横になるように貼ります。下のライター写真を参照。


左:準備が出来たらテープのフィルムを10センチくらい剥がしてノーズから貼っていきます。
右:また10センチほど剥がして慎重に貼っていきます。


左:今回は2色なので途中でカットします。1色の場合は最後まで同じように貼ります。
右:もう一つの布をテール側から貼ります。さっきと板を逆にひっくり返すとやりやすいでしょう。


左:大まかに切った後、テープに張り付いていない部分を切っていきます。
右:布がほつれてきたらハサミで切るか、安全を確認してライターであぶります。ポリエステルが入った生地の場合は、火であぶると繊維が固まってほつれなくなります。

完成しました!
冬場は寒いので粘着性が弱くなっています。完成した後でもドライヤーなどで暖めて、しっかり貼り付けましょう。
食いつき性能はヤスリと比べて60~70%といった所でしょう。慣れれば大丈夫。クルーザーならそれ位でも十分良いですね。
■実際ヤスリのデッキテープ以外のものを使用している人はどう感じているでしょうか?

沖縄出身のスケーター、宮城豪(Gou Miyagi)氏は、2005年頃からデッキテープ無しで滑ったり、デッキの表面を彫刻刀で削ったり、百均にある滑り止めテープ(ほぼデッキテープと同じ)を貼ってみたり、板の上にボンドを塗ってその上に砂をまぶしてみたり、ゴムシートや“ござ”を貼ったりと、挑戦と失敗を繰り返し、ついに布デッキテープにたどり着いた、いわば布デッキテープの先駆者です。
撮影などでハードに使う事もあって、布デッキテープは月に1回くらいのペースで交換しているようです。
「デッキテープには違和感を感じていました。
特にIPATH(アイパス)を履くようになって、デッキの感覚を足裏で感じられて凄く調子が良いが、それに伴ってソールとアッパーが比較的薄いので、ヤスリのデッキテープですぐにボロボロになってしまう。ひどい時は一週間で履けなくなる事もあった。(現在のIPATHは、かなりクオリティーが上がり、耐久性も高くなっています!)
かといってシューグー(修理剤)を塗りたくってしまっては、せっかくの靴のデザインが台無しになってしまう。
これは何か考えなくてはという思いからヤスリのデッキテープではない何かを模索し始めた。
そしてスケートボードは、人と違うという事、自分のスタイルを表現する事が一番重要だ。という自分の信念が根っこにあり、そこからこの行動が起こりました。自分のスケートスタイル、スケートボードに対する考え方、経験から自然な流れで「布デッキテープ」という形になっていったのです。」
映像作品「overground broadcasting」での股の間にデッキを挟んで左右に振る動きや、先日発売されたTWSJに掲載された、玉のようなオブジェに走り乗る際、板を ひっくり返してダークスライドをする技などは通常の紙ヤスリデッキテープではPANTSが破けたり、オブジェが傷ついてしまい摩擦が大きくて上手く滑れな いといった事が起こるそうです。
コンテンポラリースケーター、柳町唯(Yuh Yanagimachi)氏の談
-芝生ジンガー-
元々ヤスリ仕様のグリップテープには疑問を長年持っていた。
デッキのシェイプの変化、トラック、ウィールの軽量化などパーツはかなりな進化をしたのにグリップテープだけは大きな進化もせず靴をボロボロにしてきた。
昔あったリップグリップの様な物でグリップテープは出来るのでは?でも裏でグリップテープ会社とスケートシューズ会社が手を組んでいるとしか思えない。
そんな中、自分は「グリップテープは必要ないんじゃないか?」と常日頃思っていた。だが日本人特有の社会性、強調性が気になり出過ぎた杭にはなれなかった 。
そこに今日のクルーザーブームが降臨した。
ようやく色んなスタイルでスケートボードを組んでもよいような風が吹き込んできた。
そこで自分は見た目もよく乗り心地、座り心地も良い人工芝を貼ることにした。
やはりフカフカした乗り心地は軽くクッションのきいた感じで最高の仕上がりに !
ちょっとデッキに腰掛ける時もなんともナイスな座り心地!
そして人工芝を貼られたチャーミングなスケートボードはレディにモテモテ!!
そんなこんなでバージョン違いでイエローヌバックを貼ったティンバージンガー もやりましたが、ルックス、機能性など大幅に上回る芝生ジンガーにすぐに戻しました。
貴方の足元にも芝生ジンガーを是非!
そして自分の今後の理想なクルーザーデッキはオールドパーツ、デッドストック物など取り入れ、Zローラートラックやブリッジボルトなんかをポリッシュかけて組んでみたいです。
word_yuh yanagimachi
上記お二方にコメントを頂く事ができました。ありがとうございました。
スケートボードの可能性を広げるのはボードに乗るスキル(技術)だけではありません。自由な角度から自分の求める快適なスケートボードを目指してみてはいかがでしょうか。
■今回の関連WEB
・宮城豪(Gou Miyagi)
・柳町唯(Yuh Yanagimachi)
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